つぶやきシロー（塾長コラム）

本気になることは恥ずかしいことではない！

こんばんは。
つぶやきシローです。

　今日は年内最後の授業でした。
明日から4日間、小島の小中学部は
完全休講です。

という事で、3-SSクラスの授業の際に
ちょっと話しをしました。
なが～くなりますが、お付き合いください。

　この日のSSの授業は、理科の天体と
溶解度の入試問題演習。
特に天体は、まだ学習したばっかり。
ですから、実践問題で学習した内容が
本当に理解できているのか、わかった
つもりだけど、実はよく理解できて
いない部分を発見するという授業です。
ですから、わからない問題があっても
かまわないのですが...
　負けず嫌いのSSクラスの数人は
自分が理解できない事に悔しがって
いたようです。

　さぁ、そのまま数学へ。私の授業です。
数学では、私立入試で合否を分けるような
問題を演習しています。
特に文章題(食塩のなかなか難しい問題)と
図形の円・三平方・相似等が混ざった
問題の強化を行っています。
　まずは、食塩の問題。
今日まで7問の演習をしていて今日は
8問目。私立上位校で出題されるような
問題です。
わたしは、受験生達に「負けてたまるか！」
という気持ちを伝えたくて
「7問できるようなったのに、できないかぁ？」
「そんなものか？この問題に勝てないのか？」
「もう限界か？手も出ない問題なのか？？？」
と、煽り...
少しづつ正解する生徒が出てきて
クラスの1/3くらいの生徒が正解できたのですが
できない子たちは、悔しがっている様子。
どう考えるのかをみんなで話すと、全員納得。
　ここで終わらないのが小島の授業。
自分が何故間違えたか、なぜ解ききれなかった
のか、何故発見できなかったのかを、全員に
聞いていく。
　実はこれが大切なこと。
SSクラスの生徒達は、理解力は相当伸びています。
ですから、考え方をちょっと話をすれば理解は
できるのです。
ですが、これでは入試が終わった後に
「できたはずなのに～」
となってしまう。つまり入試では点が取れない！
ですから、どうして一発で解けなかったのかを
しっかり振り返ってもらうことを小島では
大切にしています。

さぁ、理解も出来たし、自分のダメな点も見つけ
られたので、みんなスッキリしただろうと
子ども達の様子をうかがうと...

　うっすら涙を浮かべている子
　できなくてムスッとしている子が数名...
理科でも自分で問題が解けず、数学でも
演習したはずなのにちょっと問題が変わっただけ
で解けなくなって...

　相当悔しかったんでしょうね。

ただ、私はその「うっすら涙」が気にくわない！
問題が解けなくて、悔しかったんだよな？
悔しがることができるほど、本気で頑張って
いるんだよな？
相当練習しているんだから、絶対解いて見せる
って思っていたんだよな？
だったら、「うっすら涙」じゃなくていいだろう！
ギャンギャン泣いたって、荒ぶったっていいだろう！
泣くことが恥ずかしいか？
　たった1問できないくらいで、涙を流すって
変かもしれないけど、1年一緒にやってきた俺たちなら
その涙が本気で頑張ってきている証拠だってことが
わかるぜ！
　誰もそれを笑う奴、変だと思う奴なんて
小島のSSにはいないぜ！小島55期SSクラスは
今、全員が本気で受験に立ち向かい
本気で戦っている！
　だから悔し涙は、恥ずかしくない！
　本気になることは恥ずかしいことじゃない！
むしろ、うっすらしか涙が出ない方が
恥ずかしいぜ。

　今まで努力していない人が、ちょっと努力
すれば、すぐ力がつく実感がある。
でも、ずっと努力してきてすでに力をつけてきた
SSクラスのみんなが、もうひと伸びするのは
そんなに簡単じゃない。
何十問解いたって、もう伸びないかもしれない。
それにあらがって「絶対伸びて見せる！」って
意地を張らないと、必死にならないと、もう一歩
伸びることはなんてできないんだ！
　確約のある受験だから、そんなに本気に
ならなくたってよくない？っていう人もいるだろう。
でもこれは、自分の受験！
本気の受験をしたいなら、周りの雑音なんて
気にするな！トコトン最後まで本気になって
みせたっていいんだ！
半端に受験するよりも、トコトン苦しんで
受験に向かうことが、俺はカッコイイと思う。

え～と、長くなってしまいましたが
こんな話をSSの受験生達としました。

「あんなに煽らなくてもよかったかなぁ...」
と思う部分もありますが
55期SSのメンバーとは、ガチでぶつかりあう
付き合いを最後までしたい！
本気になった後に得られるものを、全員と一緒に
感じたい！

だからさ、3-SSのみんな。
最後までガンガンぶつかっていくから覚悟しろ！
だって、俺の人生にとっても、みんなと一緒に
受験できるのはこの2ヶ月が最後なんだから！

涙を流すこと、本気になることは
全く恥ずかしいことじゃない！

というわけで、2021年最後の授業でも
ガチガチにぶつかり合う、小島の受験生と
小島のスタッフでした～！